「ドラクエシリーズにおける家族についての簡単な考察」を読んだ。

http://anond.hatelabo.jp/20070516143647

すばらしい記事。ドラクエは、主人公とプレイヤーの意識が大きく離れないように作られているのだそうだ。なるほどなー。

たしかに、思い当たるフシが多々ある。ドラクエ8は誰もいないところで「はなす」コマンドを選択すると、目の前に仲間が三人立っている様子が画面に出て、三人のうちの誰かが話しかけてくれるのだけど、三人とも棺おけに入っている状態で「はなす」を選ぶと、目の前に棺おけが三つ並んでいる映像が出る。もちろん誰も話しかけてくれない。「あぁ… 今俺はひとりぼっちなのだな…」という気持ちになって、落ち込んでしまう。

考えてみると、死んだ仲間の棺桶を引きずるというのはドラクエ2からずっと変わらないスタイルだ。仲間の魔物が死んだときも、棺桶に入れていたような気がする。棺桶を引きずって歩いていると、鬱々とした気持ちになってきます。この棺桶も、主人公が味わっている辛さをプレイヤーに伝えるために見せているのかもしれない。「仲間が死んだらすぐリレミト」って人も、ちょっとだけ辛抱して引きずってみてください。冒険の臨場感が味わえると思います。